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こどもにスポーツをさせるなら、野球かサッカーか?
私の考え方と体験談。
私は以前、監督から「野球とサッカーのどちらが優れているか?」という問いを受けたことがあり、いつも上の4つの軸に私は、置き換えて考えるようにしています。
私自身、野球経験者ではないため、野球の「なにが?」「どうして?」「どのようにすれば?」、こどもに良いのかを感じて説明できるように、時間の空いた時には、野球ではない競技や様々な国の勉強方法をあえて観戦したり見学する時間をつくるようにしています。
そんなある日、卒団生が在籍するアメリカンフットボールの試合を観戦しながら、そのお父さんと一緒に、野球との違いを考えながら応援していました。すると、ハーフの終わりごろには、白熱し過ぎて後半は飲んだくれてました。(笑)
そのときに、私は、「野球は高級レストラン」のような感じがしました。
野球の試合は、他競技と比較すると、ゆっくりと試合が進行し、緻密な戦略や技術を追求し、試合時間も決まっておりません。
高級レストランのシェフやスタッフが、料理の調理法や食材の選び方、盛り付けにこだわり、美味しい料理を提供するために熟練の技や食材、お店全体の魅せ方を駆使するように。
野球では、ピッチャーやバッター、ランナーなどのプレイヤーが、それぞれの役割を持ち、戦略的なプレーを展開しチーム全体で魅了することで周囲を楽しませてくれます。
ひとつのプレイ。一球一瞬が勝負であり、瞬時の正確な判断や技術、どのように魅せるかが勝利につながっていきます。
一方、サッカーは、ライブコンサートのような感じがしてます。
サッカーは、迅速でスピーディな展開が特徴であり、瞬時の判断や全体最適のスキルが求められます。
ライブコンサートのように、選手たちは流れるようにパスやドリブル、シュートなどの一連の技術を駆使してゴールを目指して周囲を楽しませてくれますが、時間が決められています。
サッカーは、ライブ観戦すると画面で見る以上に、エネルギッシュでパワーがあり、瞬間的なスリルや感動が観客を魅了しています。
野球は、「個の力から総合力」と「戦略」。素材ひとつ一つからコース料理を楽しむ。
サッカーは、「集団の力を全体最適」と「アシスト」。全体のメロディを観客と楽しむ。
どちらも独自の魅力がありますが、共通する要素を見つけることができました。
一流の要素は、スピード→量→質。
この考え方の順番を身に着けることを子供の時から体感し、ステージを越える経験をすることがスポーツの魅力だと感じます。
「よくできた」「かっこいい」「すてき」「いいね」などの良い言葉のマントを着た子供は、「できない」「かっこわるい」「はすかしい」「わるい」の失敗をたくさん経験してきた子供たちです。
これは、私自身の失敗から子供に教えてもらったことですが、保護者の意見や、好みで選ぶのではなく、お子さんの性格や好み、目的に合ったものを選ぶことを大切にしてほしいと思います。
例えば、近年話題の多い、お茶当番。
それらの役割は、保護者の都合で聞いているのか?
こどもができるようにするために聞いているのか?
で意味合いは大きく異なります。
ただ、県大会、全国大会などのステージでは、保護者がこどもの最大パフォーマンスを発揮できるような環境を創ることができるチームが勝ち進む確率が高いことも事実です。
この失敗から、私たちのチームでは、お茶当番をなくしました。
こどもが自分で、異変に気付き、体調管理ができるような環境を大切にしているからです。
1年生だから、10歳だから。心配ごとは保護者によって異なります。6年生でもできない子もいます。私たち大人は、できないままで終わらせるのではなく、成人までに、できるように「している人」にするまで続けて身に着けることです。
なので、私たちのチームでは、こども自身で決断し入団することを大切にしています。
学校の授業や内仕事も同じですよね?
言われてやっても、なかなか身に付くものではありません。
ルールややり方を教えても、管理や取り組んでたりしてくれません。
「しっている」と「できる」の違いをどのように感じてもらうか?
「できる」から「している」にレベルアップすることを身に着けているか?
「自分が想像できることは、実現できる」ことがどれだけ自分のためになっているか?
どのようにイメージし習慣化してもらうか?永遠の課題のような気がします。
また、野球やサッカーなどのスポーツを始めると、こどもの健康やストレス解消にも良い影響ばかりです。
土日=ゲームより、家の外に出ることは、小学生の子供たちにとって、社会性を学ぶ必要不可欠な要素であり環境だからです。
野球やサッカー以外にも、バレーボールやバスケットボール、空手、体操など、さまざまなスポーツがありますので、こどもに合ったスポーツを探してみことから始めてみるのも良いのではないでしょうか?
スポーツが未経験で不安な場合は、見学やグループ体験に参加するのも良いですよ。
ひとりでやらせてみて、みんなで楽しむことや一緒に親子でスポーツを始める子もいます。
どちらも正解で、どちらも楽しさが倍増すること間違いなしです。
どのスポーツを選ぶにしても、子供のペースで楽しみ、見極めながら向き合い、取り組むことが大切です。
子育てに、近道はありません。
迷ったときには、「やってみなはれ」「Give it a shot!」。
行動(決断のスピードを速くすること)してみることが一番です。
このような考え方をしているチームもあるということを参考にしてもらい、ひとりでも多くの子供が野球の楽しさに気づいてくれたらと願っております。
リトルベアーズ 代表